■概要・独り言■ 概要 塔が国家の象徴である時代…。塔が民を護る時代。
塔が楽園の象徴である時代…。塔が人を縛る時代。
塔を壊そうとする男、塔を護ろうとする男。
二人の想いが全てを突き動かす。
エンドウの独り言 実は劇作家エンドウ(←こう書くとなんかスゴイ人みたい(笑))としては、2作目「封身亞身」が一番お気に入りだったりします。旗揚げ公演「躯」が終わり放心状態の最中、ぼんやりとこの作品を考えていました。「塔」についての話しにしようというのは、結構前から考えていました。 「塔」=「バベルの塔」。「バベルの塔」=「破壊」「分散」「破滅」。安易な思いこみが頭に浮かびます。 壊すということは簡単なことではありません。そのうえ、「壊す」というのは、さまざまな人間の営みを無に帰してしまう恐れがあるわけです。主人公がそれを踏まえた上で、なおも壊すということは生半可な覚悟ではないはずなのです。そんなことを考えながら、壊す側、護る側という単純な2極の対立構造を頭に思い浮かべました。案の定、脚本のプロットは考えつきません。エンドウ自身、「壊す」というのは勇気がいるものだったからです。そんなときに、ある人が言ってくれました。「どうなるかわからないから壊すという選択肢が生まれる。壊さないと分からないものもあるんじゃない。」衝撃的でした。そっかぁ…。そうも考えられるんだ。 よし、ただ壊すのではなく、徹底的に壊そう。主人公に、総てを壊してもらおう。 そして、生まれたのがチラシのキャッチコピー「ぶち壊すのさ」。 それからはとんとん拍子にプロットをたて、脚本を書き進めていきました。 練習、仕込みは苦難の連続でした。全員苦労したと思います。その中でも、安仁屋と大館は一番苦労したのではないでしょうか。役者としても、スタッフとしても一人前として急に放り出され、わけがわからない状態ながら、必死にくらいついてきてくれました。書くと安っぽくなってしまうのですが、ものすごくがんばってくれました。だからこそ、今ではTCTにいなくてはならない役者、スタッフになったと思います。 TCTの役者、スタッフがそれぞれの壁をぶち壊してくれた公演がこの2回目だと感じています。 そして、エンドウ自身、この本はもっとよくなると思っています。もう一度、修正して世に出したいと想いがある本です。 ■PHOTOGRAPH■ クリックすると大きな写真が御覧になります。
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